プリプリ名曲「M」歌詞のモデルは誰?富田京子の失恋実話とイニシャルの正体

プリプリ名曲「M」歌詞のモデルは誰?富田京子の失恋実話とイニシャルの正体とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

プリンセス プリンセスの楽曲群において、燦然と輝くバラード『M』。この曲が誕生した背景には、作詞を担当した富田京子氏が直面していた、あまりにも生々しく過酷な失恋劇がありました。

当時、バンドはブレイク前夜の過密なスケジュールとプレッシャーの中にありました。その渦中で、富田氏は真剣に交際していた男性から突然の別れを告げられます。食事も喉を通らず、リハーサルスタジオでも涙が止まらないほど憔悴しきっていた彼女は、自らの行き場を失った感情をノートの切れ端に書き殴りました。それが、後に100万人以上の涙を絞り出すことになる歌詞の原点です。

しかし、当初そのメモは世に出る予定ではありませんでした。あまりに赤裸々で自身のプライベートを削り出した言葉の数々に、富田氏自身が気恥ずかしさと痛みに耐えかね、破り捨ててスタジオのゴミ箱へ投げ捨てたのです。

その紙屑を偶然拾い上げたのが、類まれなメロディセンスを持つボーカルの奥居香(現・岸谷香)氏でした。クシャクシャに丸められた紙を広げ、そこに並ぶ痛切な言葉の引力に圧倒された奥居氏は、「きょんちゃん(富田氏の愛称)、これ捨てちゃうの!? すごく良い詞じゃない!」と猛反対。富田氏が「恥ずかしいから嫌だ」と拒むのを押し切り、その場でピアノの前に座ってわずかな時間で切なくも美しい旋律を紡ぎ出しました。これが、奥居香作曲エピソードとして語り草となっている『M』誕生の劇的な瞬間です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest