【徹底解説】セルンとは?巨大加速器Lhcの真実とタイムマシン実験の噂
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ヒッグス粒子の発見後も、セルンの探求が止まることはありません。物理学の世界には、宇宙の約27%を占めるとされながら正体が一切不明の「暗黒物質(ダークマター)」や、標準理論では説明のつかない重力の謎など、未解決の難問が数多く残されています。
セルンでは衝突頻度を従来の数倍に引き上げて膨大な観測データを収集する「高輝度LHC(HL-LHC)」への高度化プロジェクトが着々と進展しています。さらにその先を見据え、1周約91kmという桁違いの規模を誇る次世代加速器「FCC(Future Circular Collider)」構想の検討も本格化しており、人類の知の地平線を押し広げる実験が計画されています。
国際プロジェクトにおいて、日本の頭脳と技術力は不可欠な柱です。日本は正式な加盟国ではないものの、主要なオブザーバー国として莫大な貢献を果たしてきました。東京大学素粒子物理国際研究センター(ICEPP)や高エネルギー加速器研究機構(KEK)を中心とする日本の研究チームは、LHCの主要検出器である「ATLAS(アトラス)」実験において中核的な役割を担っており、超伝導電磁石の製造技術や最先端のデータ解析ソフトウェアの開発で世界をリードしています。