笑っていいとも終了から12年…フジ昼枠が辿った迷走と現在地

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フジテレビが『笑っていいとも!』の後継番組として用意したのは、2014年4月1日スタートの『バイキング』だった。当初は坂上忍、小林麻耶、フジの伊藤利尋アナウンサーらが出演し、生活情報とワイドショーの融合を狙った構成。開始初週は13.2%、初回は8.8%という数字を記録したが(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)、その後は急降下。翌2015年には3%台を記録する日も出て、局内では「爆死」とさえ呼ばれた。狙いが外れた最大の理由は、『いいとも』のお笑い中心の“劇場型バラエティ”から、『バイキング』では社会派トークと情報性を並べた“午後のワイドショー”へと軸足を変えたことにある。実際、当時の制作関係者は「笑いを期待して見た視聴者と、報道色を求めた視聴者のどちらにも刺さらなかった。帯番組としての自己矛盾を最後まで解決できなかった」と証言する。

その後も『バイキングMORE』(2026年4月〜9月)へとリニューアルしたが、コロナ禍で制作体制が混乱。MCだった坂上忍の降板観測も報じられる中、2026年9月末で終了した。以降、フジテレビの平日昼枠は『ポップUP!』(2026年4月〜2026年3月)、『ぽかぽか』(2026年4月〜)と推移。2026年現在、『ぽかぽか』が継続中だが、視聴率は1〜2%台が常態化しており、“かつての国民的番組の後釜”としての求心力は失われたままである。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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