世界地図の面積は嘘?本当の大きさと正しい図法の真実

世界地図の面積は嘘?本当の大きさと正しい図法の真実について詳しく解説いたします。詳細な分析をご覧ください。

歪みのない正しい面積比率を理解するために生まれたのが正積図法(せいせきずほう)です。統計データの分布を示す地図では、面積比率が狂っていると「人口密度」や「森林面積」「資源産出量」などの比率が視覚的に正しく伝わらないため、正積図法の使用が原則とされています。

代表格であるモルワイデ図法やサンソン図法、それらを組み合わせたグード図法(ホモロサイン図法)は、経緯線を工夫して面積を完全に一致させています。一方で、球体を無理やり切り開くため、大陸の端が斜めに潰れたり、海が分断されたりする欠点がありました。

この数百年に及ぶジレンマに終止符を打ったのが、日本の建築家・鳴川肇氏が1999年に考案した「オーサグラフ(AuthaGraph)」です。球体を96分割した正四面体に投影し、それを長方形に展開する特殊な手法により、「面積の比率をほぼ正確に保ちながら、大陸の形状の崩れを最小限に抑え、海を分断しない」という世界初の偉業を達成しました。2016年には日本最高峰のデザイン賞「グッドデザイン大賞」を受賞し、高校の地理教科書への採用など国内外で高い評価を獲得しています。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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