三笠宮妃百合子さま101年の軌跡|三男先立ちの悲哀と皇室最高齢の真実
今注目を集めている 三笠宮妃百合子さま101年の軌跡|三男先立ちの悲哀と皇室最高齢の真実について、多角的な視点をご紹介しています。
三笠宮ご夫妻は戦前から戦後にかけて、3男2女という5人のお子様に恵まれました。百合子さまを中心とした家系図を辿ると、皇室の伝統を守る重責とともに、母親として耐え難いほどの悲劇に直面されてきた軌跡が浮き彫りになります。
長男の寬仁(ともひと)親王(「ヒゲの殿下」として親しまれた)、次男の桂宮宜仁(よしひと)親王、そして三男の高円宮憲仁(のりひと)親王。いずれの親王も福祉や国際親善、スポーツ振興などに尽力され、国民的人気を誇りました。しかし、百合子さまを襲ったのは、我が子全員に先立たれるという過酷な運命でした。
2002年11月、スカッシュの練習中に心不全で急逝された高円宮さま(享年47)。2012年6月には、重い闘病の末に息を引き取られた寬仁さま(享年66)。さらに2014年6月、病魔と闘い続けた桂宮さま(享年66)までもが旅立たれました。母親として、自らが生み育てた3人の男子すべてを見送るという筆舌に尽くしがたい痛惜を経験されながらも、百合子さまは公の場で取り乱すことなく、凛とした立ち居振る舞いを崩されませんでした。
さらに2016年10月には、実に75年もの長きにわたり人生を共にした最愛の夫・崇仁親王が100歳で薨去されます。次々と大切な家族を失う孤独の淵にあって、百合子さまを精神的に支え続けたのは、長女の近衛甯子さん、次女の千容子(まさこ)さん、そして彬子さまや瑶子(ようこ)さまをはじめとする孫たちの温かな存在でした。宮邸を訪れる孫や曾孫たちに優しい微笑みを向け、皇族としての心構えを言葉ではなく日々の生き様そのもので伝え続けられました。