なぜ名門は消えた?金沢ニューグランドホテル閉館の真相と跡地再開発の最新動向
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金沢ニューグランドホテルは、1972年(昭和47年)に本館が開業したことに始まります。地元資本の有力企業や経済界のバックアップを受けて誕生したこのホテルは、皇族の宿泊施設としても利用されるなど、金沢を代表する迎賓館としての格式を誇示していました。
時代とともにホテルは拡張を遂げ、最終的には趣の異なる2つのタワーで構成されていました。
- 金沢ニューグランドホテル プレステージ(本館):地上12階建て。尾山神社側に位置し、最上階のレストランからは国指定重要文化財である尾山神社神門のステンドグラスや、金沢城公園の豊かな緑を一望できる絶好のロケーションを誇りました。重厚なロビーとシャンデリアが象徴するクラシックホテルの風格を備えていました。
- 金沢ニューグランドホテル プレミアム(別館):1991年にアネックスとして誕生し、のちに改装を経てプレミアム館へ改称。ビジネスユースから少人数ウェディング、落ち着いた滞在を好む個人旅行層をターゲットとし、洗練されたモダンな内装を特徴としていました。
尾山神社と道路を挟んで隣接するという立地は、婚礼ビジネスにおいて圧倒的な強みを発揮しました。「尾山神社で本格的な神前挙式を執り行い、そのままニューグランドホテルの大バンケットで華やかな披露宴を行う」というコースは、昭和から平成にかけて金沢市民にとって最上級のステータスとされていました。