錐体路の走行と障害メカニズム徹底解説!錐体外路との違いや国試対策まとめ
今注目を集めている 錐体路の走行と障害メカニズム徹底解説!錐体外路との違いや国試対策まとめについて、主要な情報を分かりやすく掲載しています。
Q1:錐体路と錐体外路を最も簡単に一言で見分けるポイントは何ですか?
A1:最大のポイントは「随意運動(意図的な運動)を直接実行しているか、その運動を無意識に微調整・補助しているか」です。麻痺による明らかな筋力低下や痙縮が生じるのが錐体路障害、筋力低下はないものの動作のスムーズさが失われる(振戦や筋固縮)のが錐体外路障害です。
Q2:内包後脚が小さな脳梗塞でやられた場合、なぜ全身に重い麻痺が出るのですか?
A2:大脳皮質の広大な領域(顔面、手、足などを司る運動野)から出た全ての神経線維が、内包後脚という極めて狭い空間に一本の束として集約されるためです。電線の束の根元が断線するような構造になっているため、ごく小さな病変でも対側の手足や顔面に広範な片麻痺が生じます。
Q3:1歳の赤ちゃんにバビンスキー反射を試したら足の親指が上に反りました。異常でしょうか?
A3:異常ではありません。生後1〜2歳未満の乳幼児は錐体路の神経線維を覆う「髄鞘(ミエリン鞘)」の発達が未熟なため、健常児であっても生理的にバビンスキー反射が陽性となります。中枢神経系の成熟とともに自然に消失していきます。