痛くない点鼻インフルワクチンの真相!効果・費用と注射との違い
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「痛くないなら全員点鼻にすればいい」と安易に結論付けるのは早計である。フルミストを選択する上で絶対に理解しておかなければならないのが、点鼻インフルエンザワクチンの副作用と生ワクチン特有のデメリットだ。
添付文書および臨床試験データによると、最も頻度の高い副作用は「鼻汁(鼻水)・鼻づまり」であり、全体の約50%前後にみられる。次いで咽頭痛、微熱(10%未満)、頭痛、全身の倦怠感などが報告されている。生ワクチンは「低温でしか増殖できないよう弱毒化した生きたウイルス」を鼻粘膜で意図的に軽度感染させるため、接種後2〜3日目から数日間にわたり、軽い風邪のような症状が出現しやすい。注射ワクチンのように「腕が赤く腫れて熱を持つ」という局所反応はないものの、鼻炎症状が続く可能性は織り込んでおく必要がある。
さらに厳密に確認すべきなのが、点鼻生ワクチンの禁忌・注意点である。以下に該当する人は接種を受けることができない、あるいは慎重な判断が求められる。
- 重度のゼラチンアレルギー・鶏卵アレルギーがある人:ワクチンの安定剤としてゼラチンが使用されているほか、製造過程で鶏卵が用いられているため、アナフィラキシーの既往がある場合は接種不可。
- 重症の気管支喘息を患っている小児:活動性の喘息症状がある場合、弱毒ウイルスによって喘鳴が悪化するリスクがあるため原則として皮下注射が推奨される。
- 免疫機能に異常がある人、免疫抑制剤を使用中の人:弱毒ウイルスであっても生体内で過剰に増殖し、重篤な感染症を引き起こす恐れがあるため禁忌。
- アスピリン(サリチル酸系製剤)を長期内服している人:インフルエンザ生ワクチンとアスピリンの併用により、急性脳症と肝障害を引き起こす「ライ症候群」の発症リスクが高まるため併用禁忌。
- 妊娠中、または妊娠している可能性がある人:胎児への安全性データが確立されていないため接種不可。
これが点鼻インフルエンザワクチンのデメリットの核心部分だ。持病の有無や体質によって受けられない層が明確に存在するため、問診票の記入と医師による事前診察は注射型以上に厳密に行われる。