英検で採点ミスは本当に起きる?自己採点のズレと過去事例の真相

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受験生が「採点ミスをされたのではないか」と最も強く疑うシチュエーションは、筆記試験の自己採点で7〜8割取れていたにもかかわらず不合格通知が届いたパターンです。このギャップを生み出している元凶が、現行の採点システムである英検CSEスコアの算出ロジックです。

英検は従来の「1問1点」といった単純な素点合算方式を採用していません。「項目応答理論(IRT)」と呼ばれる統計的手法を用い、各問題の難易度や受験者全体の正答パターンに応じて1問ごとのスコア価値が変動します。そのため、同じ「正答数20問」であっても、他の受験者が多く正解している平易な問題を落とすとCSEスコアが大きく削られる仕様になっています。

さらに重要なのが、技能ごとのスコア均等配分です。リーディング、リスニング、ライティングの3技能(2級〜準1級など)において、各技能に均等なCSEスコアが割り振られています。たとえリーディングで9割正解していても、ライティングの素点が低ければその技能のスコアが激減し、トータルで合格基準点(英検バンド)に届かないという事態が頻発します。成績表に記載された技能別スコアを精査すると、採点ミスではなく「特定技能の落ち込み」が不合格の真因であるケースが大多数を占めます。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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