トルコの大陸はどこ?アジアか欧州か境界の真相と最新事情を徹底解明

トルコの大陸はどこ?アジアか欧州か境界の真相と最新事情を徹底解明についての真相を徹底解説します。

ヨーロッパ州とアジア州を分かつ天然の境界線、それこそがトルコを象徴するボスポラス海峡です。南北約30キロメートル、最も狭い場所ではわずか700メートルほどの幅しかないこの海峡が、黒海とマルマラ海を結び、同時に二つの巨大な世界を物理的に切り離しています。

この海峡を挟んで広がるのが、人口1,500万人を超える世界有数の大都市イスタンブールです。街の西側(ヨーロッパ側)にはアヤソフィアやトプカプ宮殿、ブルーモスクといった世界遺産が立ち並び、東側(アジア側)にはカドゥキョイやユスキュダルといった活気ある商業地・住宅街が広がっています。

現地を訪れると、通勤・通学の市民が日常的にフェリーに乗り込み、「わずか15分から20分の船旅でアジアからヨーロッパへ渡る」という、世界でも類を見ない光景を目の当たりにします。船上ではチャイ(トルコ紅茶)を片手にカモメへシミット(ゴマ付きパン)を投げる人々の姿があり、大陸の移動という壮大な概念が、ここでは完全に日々の生活動線へと溶け込んでいます。

現在ではボスポラス海峡大橋(現:7月15日殉教者の橋)をはじめとする複数の長大吊橋に加え、日本の大成建設などがJVとして建設に関わった海底鉄道トンネル「マルマライ」や自動車専用海底トンネル「アブラシャ」が開通したことで、両大陸は海底でも強固に結ばれています。自然が定めた大陸の境界線を、人類の土木技術と都市機能が見事に克服している現場といえます。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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