モスバーガーポテトの値段は?S・L単品と値上げの真相【2026】

モスバーガーポテトの値段は?S・L単品と値上げの真相【2026】について知っておくべき 事実を分かりやすく解説いたします。

かつてSサイズが200円前後、Lサイズが300円前後で購入できた時代を知る熱心なファンからは、「以前より手軽に頼みにくくなった」という声も聞かれます。モスフードサービスの公式IR資料や外食産業の統計データを精査すると、この価格改定の裏には単なる企業の利益追求ではなく、抗い難いトリプルパンチのコスト上昇圧力が存在していました。

第1の要因は、原材料である加工用馬鈴薯(ジャガイモ)の世界的な調達コスト急騰です。モスバーガーのフレンチフライポテトは、冷涼な気候と広大な農地で育まれる北米産(アメリカ・カナダ)の大型ラセット種を主原料としています。現地における干ばつや異常気象に伴う収穫量の変動に加え、長期化する為替の円安基調が輸入原価を過去最高水準まで押し上げました。

第2の要因は、エネルギー価格および物流費の構造的上昇です。冷凍状態で北米から太平洋を越えて海上輸送され、国内の配送網を経て各店舗へ届けられるコールドチェーンには莫大な燃料コストが掛かります。さらに国内輸送における「物流の2024年問題」以降のドライバー不足と輸送料金引き上げが、中間マージンを押し上げる直接的な引き金となりました。

第3に、店舗現場での人件費高騰と揚げ油の原材料相場です。モスバーガーでは揚げ油にパーム油と菜種油をブレンドした植物油を採用していますが、世界的な油脂需要の拡大とバイオ燃料需要への転換によって食用油の相場は高止まりを続けています。品質管理基準を妥協せず、「注文を受けてから揚げるアフターオーダー方式」のクオリティを死守するための防衛策としての価格改定であった実態が浮き彫りになっています。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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