山本太郎「ベクレてる」発言の真相|炎上経緯と謝罪の有無を徹底検証

山本太郎「ベクレてる」発言の真相|炎上経緯と謝罪の有無を徹底検証に関する最新の話題を丁寧に解説いたします。

東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発事故以降、俳優活動を休止して反原発運動の先頭に立っていた山本太郎氏。2013年7月の参議院議員選挙で初当選を果たし、市民運動家から一躍国会議員へと転身を遂げた直後の2013年10月下旬、問題の騒動は起きました。

発端となったのは、Twitter(現X)上での一般ユーザーとのやり取りです。当時、全国の産直市場や流通大手では東北・被災地の復興支援として「食べて応援しよう!」キャンペーンが展開されていました。しかし、原発事故による内部被ばくを極度に警戒していた山本氏は、これに対して懐疑的なスタンスを崩していませんでした。

ユーザーから寄せられたスーパーの食材や外食チェーンの安全性に関する質問に対し、山本氏は次のような趣旨の投稿を返しました。

「◯◯(チェーン店や食材名)はベクレてるから食べない方がいい」

この「ベクレてる」という言い回しこそが、瞬く間にネット空間を駆け巡り、激しい炎上を引き起こすことになります。当時ネット掲示板(2ちゃんねる等)の過激な反原発スレッドや一部の界隈で使われていたスラングを、公職にある国会議員がそのまま公の場で発信した事実が、社会に決定的な拒絶反応をもたらしました。

「ベクレてるとは」どういう意味なのか?スラングの成り立ち

「ベクレてる」とは、放射能の強さ(放射性物質が1秒間に崩壊する原子の数)を表す国際単位「ベクレル(Bq)」を動詞化・形容詞化した俗語です。具体的には「放射能で汚染されている」「放射性物質が検出される可能性がある」といった意味合いで、2011年以降のネットスラングとして流通していました。

本来、放射線防護学において「ベクレル」は客観的な物理測定値に過ぎません。自然界のあらゆる土壌や食品(カリウム40など)にも一定のベクレル値が存在します。しかし、この言葉は単に「セシウムが含まれている」という事実を指すだけでなく、「毒物が入っている」「汚らわしい」といった強い侮蔑・忌避の感情を込めたニュアンスで使われていました。それを国政政治家が安易に引用し、特定の食品や地域を名指しするように使ったことが、決定的な倫理的越境とみなされたのです。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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