お賽銭11円の真相!「いい縁」の裏に潜む落とし穴と正しい作法
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インターネット上の掲示板やSNSで頻繁に話題となるのが、お賽銭10円玉NG理由にまつわる言説です。「10円玉を賽銭箱に入れると『10=とお(遠)』に通じ、縁が遠のく(遠縁)」という説が流布しており、11円を納めるために10円玉と1円玉を使うことすら敬遠する人が見受けられます。
この遠縁の噂と真相を民俗学的な見地から紐解くと、10円玉忌避の言説が広まったのは昭和40年代以降の比較的新しい現象であることが分かります。当時、テレビのバラエティ番組や雑誌の特集記事などで「面白おかしい言葉遊び」として紹介された語呂合わせが、いつの間にか厳格なタブーであるかのように誤認されて定着したのが実情です。
神社神道の教義において、10円玉の材質である青銅や金額そのものに不浄・凶兆の要素は一切ありません。神社本庁の公式見解でも「神前でお供えする金銭に対して、硬貨の種類や額面によって吉凶が分かれるという神道上の規定はない」と明言されています。したがって、「10円玉1枚と1円玉1枚で11円を納めたから運気が下がる」といった不安を抱く必要は全くありません。