コアラ絶滅危惧種指定の真相|2050年絶滅説と生息数激減の現場
今注目を集めている コアラ絶滅危惧種指定の真相|2050年絶滅説と生息数激減の現場について、主要な情報をご紹介しています。
Q1:コアラはいつから正式に絶滅危惧種になったのですか?
A1:オーストラリア連邦政府の公式発表により、2022年2月11日にニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州、オーストラリア首都特別地域(ACT)の3地域において「危急(Vulnerable)」から「絶滅危惧(Endangered)」へ引き上げられました。国際的なIUCNレッドリスト全体では「危急種(VU)」に位置づけられています。
Q2:なぜユーカリを食べるコアラが森林火災で逃げ遅れてしまうのですか?
A2:コアラの主食であるユーカリの葉には引火性の高い揮発性油分(精油)が豊富に含まれており、火災時には木全体が爆発的に燃え上がる性質を持ちます。さらにコアラは危険を感じると地上へ逃げるのではなく樹上へ登って身を守ろうとする本能があるため、猛烈な炎と高熱ガスに包まれて逃げ場を失ってしまうためです。
Q3:日本にいる私たち個人がコアラの絶滅を防ぐためにできることはありますか?
A3:ユーカリ林の伐採に直結する森林破壊を防ぐため、FSC認証マークのついた紙製品・木材製品を選ぶこと、気候変動を加速させない省エネ行動を意識することが基本となります。また、現地オーストラリアの生息地再生トラストへの寄付や、繁殖・研究に取り組む国内の動物園へ足を運び、保全教育プログラムを正しく理解・支援することも直接的な貢献になります。