婚約指輪と結婚指輪の決定的な違いは?相場・重ね付けマナー最新検証

婚約指輪と結婚指輪の決定的な違いは?相場・重ね付けマナー最新検証について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

ブライダルサロンを訪れるカップルから最も頻繁に聞かれるのが、「両方用意する必要はあるのか」「高価な婚約指輪を買っても普段使いできないのではないか」という率直な悩みです。

ブライダル業界の定点観測であるゼクシィ結婚トレンド調査最新データによると、婚約指輪と結婚指輪の両方買う割合は約55%から60%の間を推移しています。つまり、結婚するカップルの約4割は婚約指輪を購入していません。この数字は、かつて当たり前とされた「結婚するなら両方揃えるのが礼儀」という価値観が、実利的な選択肢へとシフトした証拠と言えます。

調査や相談窓口のヒアリングから浮かび上がる婚約指輪はいらないと言われる理由の筆頭は、「高価な割に身につける場面が少ない(もったいない)」というものです。特に医療従事者や保育士、調理関係など日常的に装飾品を外す職種の場合、平日に身につける機会はほぼ皆無となります。加えて、「指輪にかける予算を新居の敷金礼金やハネムーン、将来の資産形成に回したい」という堅実な金銭感覚が、若い世代を中心に浸透しています。

しかし、ネット掲示板やSNSの投稿を詳細に分析すると、「当時はいらないと断ったけれど、友人の結婚式や子どもの入学式に出席した際、華やかな手元を見るにつけ買ってもらえばよかったと後悔した」「指輪という目に見える誠意の証が欲しかったと後から気づいた」という声も根強く存在します。目先の出費だけでなく、10年後や20年後のフォーマルな席で身につけるジュエリーという長期視点を持てるかどうかが、納得のいく判断の分かれ目となります。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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