サイフォンとは?原理からドリップとの違い・失敗しない淹れ方まで徹底解明
サイフォンとは?原理からドリップとの違い・失敗しない淹れ方まで徹底解明についての真相をお届けします。
サイフォンを自宅に導入する際、最も信頼性が高くシェアを占めているのがハリオのコーヒーサイフォンです。日本の耐熱ガラスメーカーであるHARIOの「テクニカ」や「モカ」シリーズは、部品の供給が非常に安定しており、万が一ガラスが破損してもパーツ単体で購入できるため、初心者向けサイフォンセットとして圧倒的な支持を得ています。
まずは基本となるサイフォン器具の使い方と、必要なパーツ構成を把握しましょう。
器具は主に「下ボール(フラスコ)」「上ボール(ロート)」「フィルター」「スタンド」「竹べら」で構成されます。そして抽出に欠かせないのがアルコールランプと熱源です。付属のアルコールランプは風情がありますが、火力の調整やススの発生が気になる場合は、市販の小型ミニガスバーナーや、赤外線で加熱するハロゲンビームヒーターを選ぶ愛好家も増えています。
以下に、失敗しない王道のサイフォンコーヒーの淹れ方(2杯分)をステップ順に解説します。
ステップ1:下ボールに湯を注ぎ、フィルターをセットする
下ボールの外側の水滴を完全に拭き取り、2杯分の目盛りに合わせて沸騰したお湯を入れます。上ボールにはスプリングフックを使ってネルフィルターを水平に固定し、鎖を下ボールの導管に垂らしておきます。
ステップ2:火にかけて湯を沸かす
アルコールランプやバーナーを下ボールの下に置き、強火で加熱します。この段階では、上ボールは斜めに軽く差し込んでおくだけにし、完全に密閉させないのがコツです。
ステップ3:粉を投入し、上ボールを真っ直ぐ固定する
下ボールの湯が完全に沸騰したら、上ボールを真っ直ぐしっかりと差し込みます。湯がロートへと一気に上昇し始めたら、中挽き〜中細挽きのコーヒー粉(約20g〜24g)を入れます。
ステップ4:1回目の攪拌(かくはん)
湯が上がりきったら、タイマーをスタート。竹べらを使って粉全体がお湯に浸るよう、前後に優しく数回ほぐすように混ぜ合わせます。グルグルと強くかき混ぜすぎないことが、雑味を出さない重要なポイントです。
ステップ5:2回目の攪拌と火の取り外し
加熱を続けながら約30〜40秒待ちます。火を外す直前に、表面の泡を巻き込むように円を描いてサッと1〜2回優しく攪拌し、熱源を横に外します。
ステップ6:ろ過の完了とドーム状の粉の確認
下ボールが冷えるにつれて、液体がゆっくりと下へと落ちていきます。落ちきった後の上ボールに残った粉が、きれいな「半球状(ドーム状)」に盛り上がっていれば、粉全体から均一に抽出できた証拠です。