3X3 行列の定義
3X3 行列の定義の全貌を詳しく解説してご紹介します。
Q1:逆行列が求まった後、答えが合っているかを素早く確かめる検算方法はありますか?
A1:最も確実な検算は、求めた逆行列 $A^{-1}$ と元の行列 $A$ の積を計算し、単位行列 $I$ になるかを確認することです。全てを計算する時間がない場合は、「1行目と1列目の内積」を計算して「1」になるか、また「1行目と2列目の内積」が「0」になるかといった、特定のスカラー値2〜3箇所だけを部分検算するだけでも、計算ミスの大半を数秒で炙り出すことができます。
Q2:正方行列ではない「縦長」や「横長」の長方行列にも逆行列は存在しますか?
A2:通常の意味での逆行列は正方行列(行数と列数が等しい行列)にしか定義されません。ただし、データ解析や回帰分析などの実務では、長方行列に対しても逆行列に近い働きをする「擬似逆行列(ムーア・ペンローズ型)」が定義され、広く利用されています。
Q3:掃き出し法の途中で、ある行がすべて「0」になってしまった場合はどうすればいいですか?
A3:行基本変形を進める中で、左側の行列のある行がすべてゼロ($[0, 0, 0]$)になってしまった場合、その行列の行列式はゼロであり「特異行列」であることを意味します。つまり、逆行列は存在しません。計算ミスがない限り、そこで「逆行列なし(正則ではない)」と判断して計算を終了して問題ありません。