レントゲン異常なしでも激痛?骨挫傷の正体と後遺症を防ぐ治療法
レントゲン異常なしでも激痛?骨挫傷の正体と後遺症を防ぐ治療法に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
現代のスポーツ医学における骨挫傷の治療法とリハビリは、「厳密な初期免荷」と「物理療法による骨形成促進」を組み合わせたハイブリッド戦略が主流となっています。骨挫傷の後遺症である慢性関節痛や可動域制限を残さないためには、時期に応じた3段階のステップを踏む必要があります。
第1フェーズは「急性期保護(受傷〜4週)」。この時期の至上命題は免荷です。松葉杖を用いて患肢の接地を完全に断つか、ギプスシーネや機能的硬質ブレースで関節のブレをシャットアウトします。同時に、骨折治癒を劇的に加速させる技術として普及した「低出力超音波パルス療法(LIPUS)」を毎日照射し、音響圧力波によって骨芽細胞の活性化を促します。
第2フェーズは「部分荷重と可動域回復(4週〜8週)」。MRI再撮影または綿密な圧痛評価を行い、骨髄浮腫の減少を確認した上で、体重の3分の1、2分の1と漸進的に荷重をかけていきます。プール歩行やエアロバイクなど、関節面への衝撃を遮断した状態での関節可動域訓練を行い、関節軟骨への栄養供給を促進します。
第3フェーズは「固有受容覚再教育と復帰(8週〜16週)」。痛みが消失しても、受傷した関節のセンサー(固有受容覚)は低下しています。バランスマットを用いた固有感覚訓練や筋力強化を行い、関節が不安定な状態で再び骨同士が衝突しないようフォームを再構築して競技・日常活動へ完全復帰します。