焼死体の身元がわかる理由とは?科学捜査の驚愕の真相を徹底解説

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焼死体が発見された際、捜査機関が最も注視するのが「火災が発生した時点で生きていたのか、それとも殺害された後に火を放たれたのか」という点です。これを医学的に見極める現象を法医学では「生活反応」と呼びます。

火災現場で生存していた場合、煙や有毒ガスを呼吸によって吸い込みます。そのため、気管や気管支の粘膜に煤が付着する「気道内煤沈着」が確認されます。さらに重要なのが、血液中の一酸化炭素ヘモグロビン(CO-Hb)濃度の測定です。火災による不完全燃焼ガスを吸って死亡した場合、CO-Hb濃度は50%〜60%以上の致死レベルに達し、死因は一酸化炭素中毒と判定されます。

一方で、火をつけられる前にすでに呼吸が停止していた場合、気道内に煤は吸い込まれず、血液中のCO-Hb濃度も上昇しません。この所見が得られた場合、警察は即座に殺人・死体損壊・現住建造物等放火事件として捜査本部を設置し、死亡推定時刻の特定とともに本格的な刑事捜査へ舵を切ります。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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