女の子座りができない理由とは?骨格の真実と股関節の構造を解剖

女の子座りができない理由とは?骨格の真実と股関節の構造を解剖について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

女の子座り(正座の状態から両足を外側に崩し、お尻を床にべったりと落とす座り方)ができるかどうかを左右する最大の要因は、股関節の内旋(ないせん:太ももを内側にひねる動き)の可動域です。

股関節は、骨盤側の「寛骨臼(かんこつきゅう)」という受け皿に、太ももの骨である「大腿骨頭(だいたいこっとう)」がはまり込む球関節の構造をしています。この大腿骨のネック部分には、生まれつき前方へねじれている角度が存在し、これを解剖学用語で「大腿骨前捻角(ぜんねんかく)」と呼びます。

成人における正常な前捻角は平均10度〜15度程度とされています。この角度が20度〜30度以上と大きい「過前捻(かぜんねん)」の骨格を持つ人は、太ももが自然と内側に向きやすく、股関節の内旋可動域が広いため、意識せずとも女の子座り(W座り)が簡単にできます。一方で、前捻角が小さい、あるいは後方にねじれている「後捻(こうねん)」の骨格を持つ人は、構造的に大腿骨が外側に向きやすく、あぐらは得意な反面、股関節を内側にひねる動きで骨同士が衝突(インピンジメント)してしまいます。

つまり、「女の子座りができない女性」は決して柔軟性に欠けているわけではなく、大腿骨前捻角が小さく、あぐらや開脚に適した骨格を持っているに過ぎません。これは骨格の個人差であり、生まれつきの骨の形状に由来するため、本人の努力不足を責める理由はどこにもありません。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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