津野米咲はなぜ天才と呼ばれたのか?Smap名曲の裏側と赤い公園の軌跡を徹底解説
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津野米咲の名を一躍全国区に押し上げた決定打が、2013年6月にリリースされたSMAPの50枚目シングル「Joy!!」の楽曲提供です。当時わずか21歳だった彼女がコンペ形式で勝ち取ったこの楽曲は、フジテレビ系ドラマ『かすかな彼女』の主題歌に起用され、オリコン週間チャート1位を記録する特大ヒットとなりました。
サビで一気に視界が開けるような突き抜けたポップネス、裏打ちのリズムに乗る軽快な言葉遊び、そして誰もが直感的に踊り出したくなる祝祭感は、国民的アイドルの魅力を最大限に引き出しました。プロデューサーや共演陣を驚かせたのは、彼女のデモ音源の完成度の高さと、大衆音楽としての普遍性を極めてロジカルに構築するバランス感覚でした。
ハロー!プロジェクトを熱狂させた「多幸感と切なさの二面性」
津野の作家性を語る上で外せないのが、モーニング娘。をはじめとするハロー!プロジェクトへの楽曲提供です。代表作であるモーニング娘。'16の「泡沫サタデーナイト!」は、グループの歴史に残るダンスアンセムとして語り継がれています。
同曲は、当時エースとして君臨していた鈴木香音の卒業シングルとして書き下ろされました。一見すると底抜けに明るいディスコチューンでありながら、歌詞の端々に「楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまう」という無常観と切なさが散りばめられています。この「泣きながら踊る」多幸感の演出こそが津野米咲の真骨頂であり、つばきファクトリーやJuice=Juice、鈴木愛理への提供曲でも遺憾なく発揮されました。