Zot on the Waveの正体とは?名曲を生む天才の経歴と愛用機材
Zot on the Waveの正体とは?名曲を生む天才の経歴と愛用機材について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。
ZOT on the WAVEの名を日本中に轟かせた最大の要因は、間違いなくBAD HOPとの蜜月関係です。彼らがまだ地元・川崎の粗削りな不良少年グループだった初期からスタジオに缶詰になり、メンバーそれぞれの声質、フロウの癖、声量をミリ単位で把握しながらビートを構築していきました。彼らの代名詞となった代表曲の数々は、まさにZOT on the WAVEの手腕によって生み出されたものです。
彼の手掛けた代表曲は、日本語ラップ史の重要局面と完全にリンクしています。
BAD HOPのアンセムとして名高い「Kawasaki Drift」の重厚かつ不穏なベースライン、「Life Style」のエモーショナルなピアノリフ、「Asian Doll」や「High Land」が持つ洗練されたトラップサウンドは、彼が単なるトラック提供者ではなく、クルーの音楽的ブレーンであったことを証明しています。BAD HOPのメンバーであるYZERR氏やT-Pablow氏も、幾度となく「ZOTさんのビートがなければ今の俺たちの曲は存在しなかった」と公の場で敬意を表明しています。
さらに、湘南出身の新世代ラッパーLEXとの化学反応も見逃せません。「なんでも言っちゃって (feat. JP THE WAVY)」では、従来のドープなトラップとは一線を画すポップで中毒性の高いバウンシーなトラックを提供し、TikTokをはじめとするSNSで社会現象級のバイラルヒットを記録しました。また、プロデューサーユニットとしてDJ CHARIやDJ TATSUKIらと共に制作した数々のコンピレーションや、自身の名義でリリースしたプロデュースアルバム『FRONTLINE』など、プレイヤーの枠組みを束ねるキュレーターとしても圧倒的な手腕を見せつけています。