メダカの水カビ病を治す!白い綿の正体と塩浴・薬浴の初期対応ガイド
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メダカの体表に付着する白い浮遊物の正体は、水中菌類であるミズカビ科(主にSaprolegnia属やAchlya属など)の菌糸が体表組織で異常増殖したものです。アクアリウムの現場では古くから「綿かぶり病」とも呼称されますが、医学・生物学的な観点において両者はほぼ同義の真菌性感染症を指しています。厳密には、体表の一部に薄いクモの巣状の膜が張る初期段階を綿かぶり病と呼び、菌糸が太く発達して明確な綿塊を形成した状態を水カビ病と表現し分けるケースもありますが、治療法や対処プロトコルに差異はありません。
水カビ病の初期症状と見分け方を押さえておくことは、治療成功への絶対条件です。初期段階のメダカは、目に見える綿が付着する前に特有のサインを発信します。
代表的な兆候は、水槽の底砂利や水草、流木などに体をこすりつけるように激しく身悶えする動作です。これは菌糸が表皮粘膜に侵入し、激しい刺激や違和感が生じているために起こります。やがて背ビレや尾ビレの縁、あるいは口元周辺がわずかに白く濁り始め、数時間から数日単位で放射状に伸びる白い綿毛へと発達します。泳ぎに力強さがなくなり、水面近くでフラフラと力なく漂う、あるいは水底でじっと動かなくなる状態に陥った段階では、すでに菌糸が真皮深くまで根を張り、筋肉組織へ侵食が進んでいる危険信号と判断できます。