突然の「011市外局番」着信はどこから?迷惑電話の真相と対策

突然の「011市外局番」着信はどこから?迷惑電話の真相と対策について押さえておきたい 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

北海道に縁もゆかりもない利用者のもとへ届く心当たりがない011着信の理由を探ると、札幌市特有の産業構造と通信ビジネスの力学が浮かび上がってきます。

札幌市は1990年代後半以降、自治体を挙げた積極的な企業誘致政策により、全国有数の「コールセンター集積都市」へと発展を遂げました。寒冷地特有の強固な防災耐性を持つデータセンター、標準語に近い方言の少なさ、そして豊富な労働力を背景に、大手通信キャリア、金融機関、通販企業、ITサービスのカスタマーサポート拠点が市内に集中しています。そのため、ユーザーが日常的に利用している全国区のWebサービスやクレジットカード会社が、札幌の受託業務拠点から正規の連絡を入れてくるケースが極めて日常的に生じています。

その一方で、一般ユーザーを悩ませているのが011番号の営業セールス・世論調査です。マーケティング企業やリサーチ会社が導入している「RDD(乱数番号ダイアリング)」と呼ばれるシステムは、コンピュータがランダムに生成した電話番号へ無作為に自動発信を行います。この発信拠点が札幌市内のセンターに置かれている場合、受信側の端末には「011」と表示されるわけです。

「1コールで切れた」「出たら機械音声がアンケートへの協力を求めてきた」といった現象の多くは、こうした自動架電システムによる網羅的な発信が原因となっています。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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