山くらげとは何者?実は海月じゃない衝撃の正体と絶品レシピを徹底解説

山くらげとは何者?実は海月じゃない衝撃の正体と絶品レシピを徹底解説について知っておくべき 事実を厳選して解説いたします。

「山くらげとは海のクラゲを山で加工したものなのか?」という疑問を抱く人が後を絶ちませんが、結論から言うと山くらげの正体は100%植物性の野菜です。原材料となっているのは、キク科アキノノゲシ属に分類される「茎レタス(別名:ステムレタス、チシャの一種)」と呼ばれる野菜の茎部分にあたります。

一般的な玉レタスのように丸く結球する葉を食べるのではなく、太く長く成長した茎を食用とする変種です。収穫された茎レタスは、硬い外皮を包丁で手作業で剥き、中心部の瑞々しい黄緑色の髄(ずい)を縦に細長くスライスした上で、天日や温風で乾燥させます。こうして水分を極限まで抜くことで、長期保存が可能な「乾燥山くらげ」へと仕上がります。

原産国である中国における歴史は極めて古く、漢代から栽培されていた記録が残されています。特に清の時代には、その類まれな食感と風味の良さから皇帝への献上品として重宝された歴史があり、現地では現在も「皇帝菜(こうていさい)」や「貢菜(こうさい)」という高貴な別名で親しまれています。

日本国内で「山くらげ」という名称が定着した背景には、昭和40年代前後の食品商社による巧みなマーケティングが存在します。当時、日本市場へ導入する際、乾燥した状態から水で戻して加熱調理した時の歯ごたえが「まるで海産物のクラゲを食べているかのようにコリコリしている」ことに着目。「山で採れるクラゲのような美味」という意味を込めて「山くらげ」と名付けられ、全国の飲食店や家庭へ瞬く間に普及していきました。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest