ビストロとは?レストランとの違いやマナー・予算相場を徹底解説
ビストロとは?レストランとの違いやマナー・予算相場を徹底解説の重要なポイントについて、専門知識を取りまとめてご紹介します。
飲食店の看板には、ビストロの他にも「レストラン」「ブラッスリー」「バル」「トラットリア」など、ヨーロッパ各国の食文化に由来する呼称が並びます。それぞれの業態が持つ機能や雰囲気、価格帯の違いを把握しておくことで、シーンに合わせた的確な店舗選びが可能になります。
ビストロとレストランの違いは、格式(フォーマル度)と提供スタイルにあります。レストランは食事そのものを優雅に楽しむための総合施設であり、正装に近い服装やフルコースの注文が前提となる場合が少なくありません。一方、ビストロはアラカルト(単品注文)中心で、日常の延長線上で会話と食事を楽しむ場です。
また、ビストロとブラッスリーの違いも見落とせません。ブラッスリー(brasserie)は元々「ビール醸造所」を意味し、ビールとアルザス地方などの郷土料理を提供する大型店を指します。ビストロがワイン中心のこぢんまりとした個人店を主体とするのに対し、ブラッスリーは朝から深夜まで通し営業を行い、カフェ利用やアルコール単体の注文にも柔軟に対応する大衆的な総合飲食店としての性格を持ちます。
さらに、スペイン発祥のバル(Bar)との違いは、料理の規模と滞在スタイルにあります。バルは小皿料理(タパスやピンチョス)をつまみながら立ち飲みやハシゴ酒を楽しむ形態が主流ですが、ビストロは着席してしっかりとした主菜(メインディッシュ)を味わう食事処です。イタリア料理のトラットリア(Trattoria)との違いは国と料理ジャンルの差であり、トラットリアはイタリアにおける「大衆食堂」に該当し、パスタやピッツァ、郷土肉料理を気さくに提供します。