安倍元首相銃撃犯のTwitter全記録|山上徹也の動機と裁判の現在地
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世界を震撼させたこの事件は、要人警護(VIP警護)における日本の警備体制の脆弱性を白日の下に晒しました。事件現場となった大和西大寺駅北口は、周囲を道路に囲まれた見通しの良いロータリーでありながら、演説者後方の警戒が致命的に疎かになっていました。
警察庁が後にまとめた検証報告書では、以下の警備上の不備が厳しく指摘されています。
・後方警戒の空白:配置された警部補が車道側に視線を向けた際、後方警戒の引き継ぎがなされず、山上被告の接近を誰も阻止できなかった。
・第1射から第2射までの対応遅れ:1発目の発砲音が轟いてから2発目が発射されるまでの「約2.7秒間」、SPが安倍元首相を地面に伏せさせるなどの防護措置(カバー・アンド・エヴァキュエーション)が取れなかった。
・警備計画の杜撰さ:演説場所の急な変更に対して十分なリスク評価を行わず、前例踏襲的な配置計画を承認していた。
この結果を受け、当時の警察庁長官および奈良県警本部長が引責辞任。警察庁は警護要則を約30年ぶりに全面改定し、警護計画の事前審査やドローン・AIカメラを活用した高度な警備システムの導入を義務付けるなど、警護体制の根本的な刷新へと踏み切ることになりました。