生命の設計図を読み解く:Dnaの違いから最先端ゲノム医療まで

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染色体の探求史は、20世紀以降の科学史におけるハイライトと言っても過言ではない。その決定的な転換点となったのが、1953年、ジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックによって提示されたDNA双螺旋構造の解明である。

二重らせんの美しき立体モデルは、生命がいかにして情報を正確に複製し、親から子へ受け継ぐのかという謎を鮮やかに解き明かした。この偉大な発見から半世紀、20世紀末にスタートしたのが、全遺伝情報を解読する国際国家プロジェクト「ヒトゲノム計画」だった。

アメリカ国立衛生研究所(NIH)を主導機関とし、国際的な研究コンソーシアムが総力を結集。30億塩基対におよぶ壮大な配列の解読作業は、2000年代初頭に解読完了が宣言され、人類は自らの「全設計図」を手にするに至った。かつては一文字ずつ解読するのに膨大な年月を要したが、次世代シーケンサーの登場により、現在では個人の全ゲノムをわずか数時間で分析できる時代を迎えている。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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