「勝手にシンドバッド」歌詞の真相!桑田佳祐が仕掛けた日本語革命
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発売当初は鳴かず飛ばずだったシングルが爆発的なヒットに至った契機は、テレビの音楽番組でした。特に1978年8月31日、TBS系の看板番組『ザベストテン初出演』(スポットライトのコーナー)で新宿ロフトから中継されたライブ映像は、視聴者に強烈なトラウマと熱狂を同時に植え付けました。
司会の黒柳徹子と久米宏の呼びかけに対し、桑田佳祐はジョギングパンツに派手なシャツ姿で登場。カメラを睨みつけ、汗だくになりながら全身を激しく揺らし、咆哮するように歌い上げました。番組終了後には「何を歌っているのか分からない」「テレビに出ていい品格ではない」といった抗議電話がテレビ局に殺到したと伝えられています。
当時のメディアや評論家からは「一発屋のコミックバンド」というレッテルを貼られました。しかし、サザンオールスターズはその逆風をライブハウス仕込みの圧倒的な演奏力でねじ伏せていきます。特に曲中に組み込まれた「今何時?」「そうねだいたいね」というコールアンドレスポンスは、ステージとフロアの境界を取り払い、日本人のライブ観戦スタイルを根本から変革しました。やがて3枚目のシングル「いとしのエリー」(1979年)でバラードの名手としての地位を確立し、本作はただの珍奇な曲ではなく、歴史的バンドの原初エネルギーが凝縮されたサザンオールスターズ代表曲として永久欠番の位置を獲得するに至ります。