カレーのチャンピオン中毒性の真相!元祖金沢カレーと宿敵ゴーゴー比較
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現在でこそ全国区の知名度を得た金沢カレーですが、その源流を辿ると一人の天才料理人の情熱に行き着きます。元祖金沢カレー歴史とルーツを語る上で欠かせないのが、創業者田中吉和の経歴と真相です。
田中吉和氏はもともと、金沢を代表する名門ホテルや洋食レストラン「ニューカナザワ」でチーフコックを務めていた一流のフレンチ・洋食シェフでした。当時の地方都市において、本格的な洋食は庶民にとって高嶺の花。田中氏は「誰もが気軽に、腹いっぱい食べられる極上の洋食を作りたい」という強い信念を抱き、1961年(昭和36年)に独立して「洋食タナカ」を開業します。
そこで開発されたのが、洋食の基本であるフォンやルーの炒め技術を極限まで応用した独自のカレーでした。フライパンで小麦粉を焦げる寸前までじっくり炒り、秘伝のスパイスと出汁を合わせることで、あの独特の黒褐色のルーが誕生。さらに、作業着姿の労働者や学生がお腹を満たせるよう、洋食の定番である豚カツを乗せ、スプーンではなくフォーク一本で手早く食べられるスタイルを考案したのです。ステンレス皿の採用も、割れにくく衛生的で、出前や迅速なオペレーションに適しているという現場目線の工夫から生まれたものでした。
その後、共同経営や独立支援の過程で「ターバンカレー」の立ち上げにも深く関わりますが、経営方針の違いから袂を分かち、1996年に自らの原点である味を「カレーのチャンピオン」として一本化。愛称だった「チャンカレ」の商標とともに、金沢のソウルフードとしての確固たる地位を築き上げました。つまり、金沢カレーと呼ばれるスタイルのほぼすべての基本フォーマットは、田中吉和氏という職人が編み出した実学の結晶だったのです。