和語・漢語・外来語の見分け方一覧!教養とビジネスで差がつく語種完全講義
和語・漢語・外来語の見分け方一覧!教養とビジネスで差がつく語種完全講義に関する注目トピックをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。
日本語の語彙体系を理解する第一歩は、言葉の生まれ故郷である「語種」の性質を押さえることです。言語学者の研究や文化庁の資料においても、日本語の語彙は出自の意識によって明確に区別されています。
まず和語とは、大陸から漢字が伝来する以前から日本列島で使われていた固有の言葉であり、古くは「大和言葉」とも呼ばれてきました。「やま」「かわ」「こころ」「はなす」「うつくしい」など、日本人の素朴な生活感情や自然観に深く結びついています。漢字で表記する場合は基本的に「訓読み」となり、動詞や形容詞のように送りがなを伴う単語が多い点が特徴です。
次に漢語は、古代から中世以降にかけて中国から輸入され、日本語に同化していった言葉群を指します。「山脈」「河川」「心理」「対話」のように、主に漢字の「音読み」を組み合わせて構成されます。ここで見落とされがちな事実として、明治期の近代化プロセスにおいて西洋の概念を翻訳するために日本国内で作られた「和製漢語」(例:社会、経済、哲学、文化、自由)も、構造上は漢語の枠組みに分類されます。漢語は概念を抽象化・圧縮して伝える能力に長けており、公的な文書や学術用語の根幹を支えています。
三つ目の外来語は、主に近世以降にポルトガル、オランダ、そして近代以降に英語やフランス語、ドイツ語などから取り入れられた言葉です。「パン」「ガラス」「コーヒー」「コンピューター」などが該当し、現代では原則としてカタカナで表記されます。ただし、日本語社会に古くから定着した言葉の中には、外来語でありながら平仮名表記が一般的になっているものも存在します。
語種を見分ける際、教育現場の講師陣や日本語教師が推奨する和語 漢語 外来語 覚え方 コツは、次の3つのチェックフィルターを通すことです。
第1のフィルター:漢字1文字で単独の意味をなすか(訓読みの確認)
「いぬ(犬)」「そら(空)」「て(手)」のように、漢字1文字をその読み方だけで読んだ際に日常的な意味が完結していれば、ほぼ間違いなく和語です。一方、「けん(犬)」「くう(空)」「しゅ(手)」という音読み単独では日常会話で意味が成立しにくく、二文字以上組み合わさって初めて概念を成すのが漢語の典型です。
第2のフィルター:送りがなが付いているか
動詞や形容詞において「歩く」「明るい」「試みる」のように送りがなを必要とする言葉は、和語の確固たる証拠です。漢語は名詞として独立するか、末尾に「〜する」を接続して「歩行する」「実験する」のようにサ変動詞化します。
第3のフィルター:カタカナ語のルーツが西洋諸国か
原則としてカタカナ表記される外来語ですが、「元が日本語の略称ではないか」という確認が必要です。例えば「カラオケ」は「空(から=和語)」と「オーケストラ(外来語)」の混種語であり、純粋な外来語ではありません。