ドライクリーニングとは?水洗いとの違いや汗が落ちない真相をプロが解説
ドライクリーニングとは?水洗いとの違いや汗が落ちない真相をプロが解説の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
クリーニングを単なる家事の外注ではなく「大切なワードローブへの資産防衛」と捉えるならば、依頼する側の知識が結果を大きく左右する。クリーニング店へ行く前に、以下の判断基準を頭に入れておいてほしい。
【ドライクリーニングが適している衣類・条件】
・素材:ウール、カシミヤ、シルク、レーヨン、アセテートを多く含む服
・アイテム:テーラードジャケット、肩パッド入りコート、プリーツスカート、ネクタイ
・汚れの種類:皮脂の油分、化粧品、排気ガス、油ハネ
・目的:型崩れを防ぎ、風合いやシルエットを完璧にキープしたい場合
【ドライクリーニング単体をおすすめできない衣類・条件】
・アイテム:真夏に着用したスラックス、汗を大量にかいた礼服、肌に直接触れるニット
・汚れの種類:汗ジミ、お茶やワインのシミ、血液、泥汚れ
・状態:すでに脇や首回りが黄ばんで変色しているもの(※通常のドライではビクともしないため、専門の「特殊シミ抜き」が必要)
店舗のカウンターでの出し方にもコツがある。単に「これお願いします」と投げるのではなく、受付担当者に「夏場に着てかなり汗を吸っているので汗抜き加工を付けてほしい」「前身頃にコーヒーをこぼした」「襟元の皮脂が気になる」と、汚れの原因と付着時期を明確に伝えることだ。クリーニング師は預かった情報をもとに、溶剤洗いの前に前処理剤を塗布したり、水系シミ抜きを組み合わせたりする最適な工程を組み立てる。客側の正確なインプットこそが、クリーニング失敗を防ぐ最大の鍵となる。