イラレで画像パス化!線がガタガタになる原因と綺麗なベクター化手順
イラレで画像パス化!線がガタガタになる原因と綺麗なベクター化手順にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
初心者の検索行動において極めて頻繁に見られるのが、「フォントのアウトライン化」と「画像のパス化(ベクター化)」の混同です。知恵袋やデザインフォーラムでも、「画像をパス化したいのに『書式>アウトラインを作成』が選択できない」という質問が定期的に投稿されます。
「書式>アウトラインを作成(Command/Ctrl + Shift + O)」は、テキストボックスに入力された既存のデジタルフォントを図形パスへと変換する機能であり、JPGやPNGなどのピクセル画像に対しては一切機能しません。画像に対して行うべき操作は、あくまで「オブジェクト」>「画像トレース」>「拡張」です。この概念の根本的な取り違えを認識していないと、無関係なメニューを探し回って時間を浪費することになります。
また、「アンカーポイントが多ければ多いほど精巧で高品位なデータである」という誤解も根強く残っています。実際には全く逆であり、無駄なアンカーポイントが密集したデータは、印刷出力時のリップ処理(RIP)でエラーを引き起こす原因になったり、Illustratorの画面描画を著しく重くさせたりします。プロのデザイン現場では、「必要最小限のアンカーポイントで、最も美しいベジェ曲線を表現すること」こそが最も優れたデータ設計として評価されます。トレース後は必ず「オブジェクト」>「パス」>「単純化」パネルを開き、形状を維持できる限界までアンカーポイント数を間引く作業をルーティン化してください。