柿の木を庭に植えてはいけない真相とは?後悔しない育て方と剪定時期
柿の木を庭に植えてはいけない真相とは?後悔しない育て方と剪定時期に関する知りたいポイントを徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
「庭に柿を植えたのに花すら咲かない」「何年も実がつかない」と悩む家庭は非常に多いのが実情です。果樹栽培の専門データによると、柿の木の実がならない理由は大きく4つの要素に分類されます。
第1に樹齢の問題です。「桃栗三年柿八年」という諺がある通り、種から育てた実生苗は結実までに8〜10年を要します。現在ホームセンター等で流通している接ぎ木苗であれば植え付け後3〜4年で結実し始めますが、木が若いうちは栄養成長(枝葉を伸ばす活動)が優先されるため、花芽がつきにくくなります。
第2に受粉と品種の組み合わせです。柿には「甘柿」「渋柿」のほか、「完全甘柿」「不完全甘柿」「完全渋柿」「不完全渋柿」という受粉特性の違いがあります。例えば代表的な完全甘柿である「富有柿」は雌花しかつけないため、受粉樹(「禅寺丸」や「さえふじ」などの雄花をつける品種)が近隣に存在しないと単為結果(受粉せずに実をつけること)に頼ることになり、初期の生理落果が多発して収穫に至りません。
第3に肥料バランスの崩れです。早く大きくしようと窒素分(チッソ)の多い肥料を過剰に施すと、枝ばかりが異常に伸びて花芽分化が阻害されます。樹勢が暴れた状態では、せっかく咲いた花も結実直後にポロポロと落ちてしまいます。
そして多くの栽培者が直面するのが、豊作の翌年にほとんど実が成らない現象です。この柿の木 隔年結果の対策として不可欠なのが、樹体内の炭素と窒素のバランス(C/N比)を一定に保つ管理です。前年に実を成らせすぎると木が貯蔵養分を使い果たし、翌年の花芽を作る体力が残りません。これを防ぐカギが、適切な柿の木 摘果のタイミングです。
一般的に自然落果が一段落する6月下旬から7月上旬が摘果の適期とされます。葉と果実の比率(葉果比)を目安に、葉20〜25枚に対して果実1個の割合まで間引く作業を毎年欠かさず行うことで、木への負担を平準化し、毎年の安定収穫が可能になります。