カラオケのしゃくりとは?採点加点の真相と下手に見えない出し方の極意
カラオケのしゃくりとは?採点加点の真相と下手に見えない出し方の極意の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
音楽SNSやボーカルレッスン現場では、「同僚や友人とカラオケに行くと、すべてのフレーズでしゃくりを入れていて聴くのが疲れる」「本人は気持ちよさそうだがピッチが合っていないように聴こえる」といったしゃくりやりすぎ下手に見える原因に関する率直な意見が多く寄せられています。なぜ、本来はプロも使う表現技法が、素人の歌唱においてこれほど強い違和感を生んでしまうのでしょうか。
その最大の要因は、「音程を探りながら発声している(ピッチサーチング)」ように聴こえる生理的・音響的心理にあります。本来のしゃくりは「正しい音程を正確に把握した上で、あえて下から装飾的にアプローチする」技術です。しかし、発声が不安定な歌い手の場合、目的の音の高さに自信がないため、無意識に低い声を出してから手探りで音を合わせにいってしまいます。これがカラオケしゃくり多すぎる理由の代表例です。
さらに、しゃくりを連続して使うと、楽曲の持つリズム(タイム感)が著しく損なわれます。ビートの「表」に対して音程の着地が常に遅れるため、バンド演奏やカラオケのオケに対して歌声が後ろに引っ張られ、全体として「モタついた、テンポ感のないだらしない歌」という聴覚的印象を与えてしまうのです。
SNSや動画コミュニティの生の声を見ても、「1曲でしゃくりカウントが80回を超えている歌唱は、ナルシシズムが強く感じられて聴き手側の集中力が切れる」「上手い人のしゃくりは一瞬で気付かないレベルなのに、下手な人のしゃくりは『下からずり上げました』という主張が強すぎる」という指摘が圧倒的多数を占めています。