「爆発オチなんてサイテー」元ネタの真相と名作の投げやりエンド徹底解剖

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ネット上で人口に膾炙した「爆発オチなんてサイテー」という一言。結論から明かせば、この言葉の一次出典は2004年にTYPE-MOONから発売されたPC向け伝奇ビジュアルノベル『Fate/stay night』です。

本編で主人公の衛宮士郎が選択肢を誤り、凄惨な死を迎えた際に突入するヒントコーナー「タイガー道場」。シリアスで重厚な本編とは打って変わり、デフォルメされた師弟コンビ——藤村大河(タイガー)と、本来は敵陣営のマスターであるイリヤスフィール・フォン・アインツベルン(イリヤ)——が、メタ発言満載で繰り広げるコミカルな救済パートです。道場のコーナー締めくくりにおいて、話が散らかり収束不能に陥った藤村大河が無茶苦茶な理屈から道場ごと自爆スイッチを押すなどの暴挙に出た際、弟子役のイリヤが呆れ果てて放ったツッコミこそが「爆発オチなんてサイテー!」でした。

当時のゲームファンによる回顧録や開発者インタビューの記録を紐解くと、このセリフはシナリオライター陣が「重厚な本編の緊張感を緩和させつつ、プレイヤーの精神的疲弊を救うための徹底的なギャグ演出」として意図的に仕組んだものでした。ブルマ姿のイリヤ(通称ロリブルマ)のコミカルな毒舌と、昭和テイスト漂う古典的ギャグのギャップがユーザーに強烈なインパクトを残したのです。

その後、2000年代後半のニコニコ動画黎明期からYouTubeへの過渡期にかけ、ゲーム実況動画やMAD動画で「オチがつかない茶番劇の締めくくり」として多用されたことでミーム化が加速。『Fate/strange Fake』アニメ版のエンディング演出(ver.2のラストで爆発エンドを迎える仕掛け)など、公式サイドが逆輸入的にオマージュを捧げる事例も登場し、原典を知らない世代にまで汎用性の高いツッコミフレーズとして浸透しました。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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