ウクライナ侵攻に中国国民の反応は?微博世論と検閲下の本音

ウクライナ侵攻に中国国民の反応は?微博世論と検閲下の本音の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

表層的な親ロシア世論の陰で、中国国内の反戦世論はどのように扱われてきたのでしょうか。ここには、当局によるハイテク検閲システム「グレート・ファイアウォール」とAIを活用した徹底的な言論統制の現実があります。

侵攻直後、北京大学や清華大学をはじめとする著名な歴史学者5名が連名で「ロシアのウクライナ侵略に断固反対する」という公開抗議文をネット上に発表しました。彼らは「他国への武力侵攻は文明の進歩に逆行する暴挙であり、中国は不当な侵略行為を支持してはならない」と訴えましたが、その声明文は公開からわずか2時間足らずで削除され、関係者のSNSアカウントには投稿禁止処分が下されました。また、平和を祈るメッセージを発信した著名な文化人やタレントも、愛国主義インフルエンサーによる猛烈なバッシング(サイバーいじめ)の標的となり、沈黙を余儀なくされました。

当局の検閲アルゴリズムは、「反戦」「ウクライナ連帯」「平和祈願」といった言葉を体制批判につながる「扇動的な危険ワード」とみなし、機械的に排除しています。結果として、ネット上に残存を許されるのは「官製メディアの意向に沿った親露言説」か「当たり障りのない雑談」のみとなり、客観的な中立派や反戦派の声が統計的にも視覚的にも存在しないかのように偽装されているのです。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest