フィギュア全6種ジャンプ難易度比較!アクセルが最難関の理由と見分け方

フィギュア全6種ジャンプ難易度比較!アクセルが最難関の理由と見分け方の概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。

国際スケート連盟(ISU)のテクニカルハンドブックにおいて、フィギュアスケートのジャンプは明確に6種類と規定されています。大別すると、靴のつま先にあるギザギザ(トゥピック)を氷に突いて跳び上がる「トージャンプ」3種と、滑走ブレードのエッジ全体のカーブを利用して跳び上がる「エッジジャンプ」3種に分かれます。 難易度は、低い順からトゥループ(T)、サルコウ(S)、ループ(Lo)、フリップ(F)、ルッツ(Lz)、アクセル(A)と序列化されています。この順番は単なる慣習ではなく、力学的制約と身体の運動軸の作りやすさから導き出されたものです。現在適用されているISU公式プロトコルの基礎点(Base Value)を整理したものが以下のデータです。

ジャンプ名称(分類)踏み切りエッジ・動作基礎点(3回転 / 4回転)競技現場における位置づけトゥループ(4T)
(トゥ系)右足アウトエッジで滑り、左足トゥを突いて後向きに跳ぶ3T: 4.20点
4T: 9.50点最易度の4回転。コンビネーションの起点および2連続目の技として重宝される。サルコウ(4S)
(エッジ系)左足インエッジで滑り、足を「ハ」の字状に開いて後向きに跳ぶ3S: 4.30点
4S: 9.70点エッジ系最易度。重心移動のタイミングが繊細で、体重の増減に影響を受けやすい。ループ(4Lo)
(エッジ系)右足アウトエッジで滑り、両足を交差させた体勢から後向きに跳ぶ3Lo: 4.90点
4Lo: 10.50点踏み切り足と着氷足が同じため、セカンドジャンプ(2つ目)に跳ぶ高難度構成も存在。フリップ(4F)
(トゥ系)左足インエッジ(内傾)で滑り、右足トゥを突いて後向きに跳ぶ3F: 5.30点
4F: 11.00点エッジのイン傾斜が必須。トップ選手でもルッツとのエッジ使い分けに苦心する難所。ルッツ(4Lz)
(トゥ系)左足アウトエッジ(外傾)で滑り、右足トゥを突いて後向きに跳ぶ3Lz: 5.90点
4Lz: 11.50点アクセルを除く最高難度。助走カーブと逆回転のトルクを生み出すため身体負荷が高い。アクセル(4A)
(エッジ系)左足アウトエッジで滑り、前を向いたまま踏み切る(唯一の前向き)3A: 8.00点
4A: 12.50点他のジャンプより半回転多い。着氷時の衝撃は体重の5倍以上に達する人類未踏領域。

この表から読み取れる通り、4回転ジャンプになると最低難度の4T(9.50点)と4Lz(11.50点)の間には実に2.0点もの格差が設けられています。プログラム全体の構成において、どのジャンプを何本組み込むかが戦術の根幹となる理由がここにあります。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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