日本を震撼させた天才キンテロの現在地|相次ぐ電撃移籍の裏側と真実

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日本のサッカー史において、最も戦慄を覚えた被弾の一つが2018年ロシアW杯でのキンテロによる日本戦のフリーキックでした。試合開始早々にカルロス・サンチェスが一発退場となり、香川真司のPKで日本が先制した直後の前半39分。ペナルティエリア手前右寄りの絶好の位置で得たセットプレーでした。

ゴールマウスを守る川島永嗣、そして日本代表の壁に入った選手たちの心理をキンテロは完全に読み切っていました。通常、あの距離と角度であれば、壁の上を越えて落とすドライブシュートを警戒するのがセオリーです。現地の特番インタビューでキンテロ本人は当時の状況をこう振り返っています。

「日本の選手たちが極度のプレッシャーを感じているのが見えた。壁に入った全員が『絶対に枠へ飛ばさせない』と力んでおり、蹴る瞬間に100%跳ぶと確信したんだ。だから足を振り抜く直前、狙いを頭上から芝生すれすれのグラウンダーへと切り替えた」

川島が懸命に手を伸ばしてゴールライン上で掻き出そうとしたものの、ゴール判定テクノロジー(GLT)は無情にもインゴールを示しました。10人になりながらも個の閃き一発で世界を黙らせたこの一撃こそ、キンテロというフットボリスタが持つ「勝負勘と戦術的知性」の象徴だったと言えます。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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