白杖とは?全盲だけじゃない驚きの真相!知るべき3大機能とSosサイン
白杖とは?全盲だけじゃない驚きの真相!知るべき3大機能とSosサインに関する基本知識をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
路上や駅構内で、視覚障害者が立ち止まり、白杖を頭上50センチメートルほど垂直に高く掲げている姿を見かけたことがあるだろうか。これは「白杖SOSシグナル」と呼ばれる、周囲に緊急の援助を求める合図だ。
このサインは1977年に福岡県盲人福祉連合会(現・福岡市視覚障害者福祉協会)が発祥となり考案されたもので、東日本大震災の混乱を契機に全国的な認知拡大運動が進められた。道に迷って方向感覚を完全に喪失したとき、落とし物をして自力で回収できないとき、あるいは身の危険を感じて立ち往生したときに掲げられる。本人が声を張り上げて助けを呼ぶことが難しい状況下における、沈黙の救難信号である。
シグナルを発見した際、あるいは危険な歩行を見かけた際の「白杖使用者への声かけマナー」には、鉄則が存在する。
まず、「いきなり身体や白杖、衣服を引っ張らない」ことだ。不意に腕や杖を掴まれると、平衡感覚が狂い、恐怖感から転倒事故を引き起こす原因になる。接近する際は、必ず本人の正面やや前方から、「何かお手伝いしましょうか?」「駅員をお呼びしましょうか?」と落ち着いた声で話しかけるのが原則である。
誘導をサポートする場合は、自らの肘や肩のあたりを軽く握ってもらい、半歩前を歩くのが正しい。方向や位置を説明する際は、「あっち」「そっち」といった指示代名詞は全く伝わらないため、時計の文字盤に見立てて「あなたの2時の方向に改札があります」「右へ3歩進むと上り階段です」と伝える「クロックポジション」を活用するのが最も親切で確実な技術だ。