軒高とは?最高高さとの違いや測り方・2026年法規制を徹底解説
軒高とは?最高高さとの違いや測り方・2026年法規制を徹底解説について押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。
「軒高(のきだか)」の法的な位置づけは、建築基準法施行令第2条第1項第7号に明確に規定されています。条文上では「軒の高さ」と表記され、次のように定義づけられています。
『地盤面から建物の小屋組又はこれに代る横架材を支持する壁、敷げた又は柱の上端までの高さ』
つまり、建物の外壁から屋根が張り出している先端(軒先)の高さではなく、屋根の骨組みを構造的に支えている主要部材の上端部分を指します。木造在来工法であれば最上階の柱の上に乗る「敷桁(しきげた)」の上端、鉄骨造やRC造であれば最上階の屋根スラブや小屋組を支える「梁(横架材)の上端」が基準点となります。
設計現場や不動産売買で頻繁に混同される「最高高さ」「階高」「天井高」との関係性を整理したものが下表です。
施主が「開放的な空間にしたいから天井高を2.7mに上げたい」と要望を出した際、階高が引き上がり、連動して敷桁の位置も高くなるため、結果として軒高が制限値を突破してしまうという設計上の衝突が起こります。個別の部屋の高さと、建物全体の構造的な高さの連動性を理解することが初期計画の第一歩です。