皮膚のヒリヒリで傷なしの正体は?帯状疱疹や神経痛のサインと受診科
皮膚のヒリヒリで傷なしの正体は?帯状疱疹や神経痛のサインと受診科に関するポイントを詳しくまとめました。専門的な情報をご覧ください。
Q1:傷も赤みもないのに、服が擦れるだけで皮膚がヒリヒリ痛むのはなぜですか?
A1:皮膚表面ではなく「神経経路」にトラブルが起きている可能性が極めて高い状態です。代表的な原因として、帯状疱疹の発疹が出る前の前駆痛、または痛みの伝達回路が過敏化して通常の接触を激痛と錯覚する「アロディニア(異痛症)」が考えられます。ロキソニンなどの一般的な解熱鎮痛薬は効きにくいため、神経障害性疼痛に即した診断が必要です。
Q2:皮膚科を受診しても「何も異常がない」と言われたらどうすればいいですか?
A2:受診したタイミングが帯状疱疹の皮疹出現前であった場合、初期の段階では皮膚科医でも目視判断が難しいことがあります。数日以内に小さな赤いポツポツが出ないか毎日鏡で確認してください。皮疹が一切出ないまま痛みが続く場合は、皮膚科領域ではなく神経の疾患である可能性が高いため、紹介状をもらうか直接「神経内科」または「ペインクリニック」を受診することをおすすめします。
Q3:ストレスや自律神経の乱れだけで皮膚がピリピリすることは本当にあるのですか?
A3:十分に起こり得ます。極度の精神的緊張や睡眠不足によって自律神経(交感神経)の過緊張が続くと、末梢血管が収縮して皮膚の知覚神経が虚血・低酸素状態に陥ります。これにより神経が過剰興奮を起こすほか、脳の痛みを感じにくくするブレーキ機能(下行性疼痛抑制系)が低下し、本来感じないはずの微小な違和感をヒリヒリした痛みとして認識してしまうためです。