フルフレックスとは?「実はやばい」の真相とコアタイムなしの落とし穴

フルフレックスとは?「実はやばい」の真相とコアタイムなしの落とし穴についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

先進的なIT企業やSaaSベンダー、外資系コンサルティングファームを中心に広まったフルフレックスですが、メーカーや金融機関への拡大とともに、その評判は二極化の様相を呈しています。

大手ITメガベンチャーに勤務する30代エンジニアの手記やインタビューからは、絶賛の声が聞こえます。「子どもの保育園送迎に合わせて夕方16時に一旦仕事を切り上げ、夕食と寝かしつけを終えた21時から2時間だけコードを書く。この生活ができるのはフルフレックスのおかげ」「満員電車によるストレスがゼロになり、集中力が劇的に向上した」といった肯定的な評価は、制度が理想的に機能した際の破壊的な威力を物語っています。

対照的に、オープンワーク等の企業口コミプラットフォームやSNS上で散見されるフルフレックス導入企業の評判には、現場の悲鳴も色濃く滲みます。「フルフレックスを理由に業務量が青天井になり、夜間や土日の突発対応が当たり前になった」「新卒で配属されたが、先輩社員がいつ働いているか分からず質問すらできない。放置されてメンタルを病んだ」といった新入社員・若手層の孤立トラブルは深刻です。

フルフレックス2026年最新動向として特筆すべきは、制度の「再設計・見直し」を行う企業が出始めている点です。完全自由を掲げたものの、組織内シナジーの低下やエンゲージメントの低下に直面した企業が、「週に2日だけコアタイム(13時〜16時)を再設定する」「11時〜14時は原則としてミーティング推奨時間とする」といった緩やかなガイドラインを再導入する動きが相次いでいます。自由の代償として支払うコストの大きさに、組織側も気づき始めているのが偽らざる現状です。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest