社会人が公認心理師になるには?通信大学の罠と大学院の現実【2026】
社会人が公認心理師になるには?通信大学の罠と大学院の現実【2026】とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
Q1:社会人が働きながら公認心理師になる最短のルートは何年かかりますか?
A1:4年制大学をすでに卒業している場合、通信制大学の心理系学部へ「3年次編入」して2年間、その後公認心理師対応の大学院(修士課程)で2年間の計4年間が法令上の最短ルートです。ただし、通信制大学での実習受講選考や大学院入試の対策を考慮すると、現実的には5〜6年程度を見込んでおくのが一般的です。
Q2:放送大学で公認心理師を目指す場合の注意点や落とし穴は何ですか?
A2:放送大学は学費を抑えられるメリットがある反面、学部必修科目である「心理演習」「心理実習」の受講枠が限られており、学内選考の倍率が非常に高い点が最大の注意点です。選考に通過できなければ指定科目を揃えられず、大学院進学の道が閉ざされます。また、放送大学大学院には公認心理師の受験資格に対応したカリキュラムが存在しないため、大学院は必ず他大学の通学制大学院を受験しなければなりません。
Q3:科目等履修生として必要な単位だけを取得して受験資格を得ることはできますか?
A3:原則としてできません。公認心理師法および関連省庁の規則により、大学学部における指定25科目は正規課程に在籍して修得することが求められています。他学部出身の大卒者が不足科目だけを科目等履修生として取得しても、大学から公認心理師試験用の「科目履修証明書」は発行されません。必ず通信制大学等の3年次に正規編入する必要があります。
Q4:公認心理師と臨床心理士はどちらを取得すべきですか?両方必要ですか?
A4:現在の採用現場(特に医療機関や教育相談現場)では、両方を保持する「ダブルホルダー」が圧倒的に優遇されます。公認心理師は公的な名称独占や保険診療加算に必須であり、臨床心理士は専門的な心理療法の技量を証明する看板として機能しています。実質的に両対応の大学院に進学し、2つの資格を同時に狙うのが最も推奨される戦略です。