平成レトロを超えた「手描き感」の衝撃——2026年、なぜデジタルネイティブはプロフィール 帳に熱狂するのか
平成レトロを超えた「手描き感」の衝撃——2026年、なぜデジタルネイティブはプロフィール 帳に熱狂するのかの特集記事をご紹介します。最新トレンドがチェックできます。
なぜ今、紙のバインダーなのか。その背景には、ハイパーデジタル社会における「見られる自分」の過剰な演出に対する静かな反発がある。
SNS上でのプロフィールは、常に他人の目を意識し、洗練されたポートフォリオのように整えることが求められがちだ。フォロワー数や「いいね」の数が可視化される世界では、自己表現すらも一種のパフォーマンスになってしまう。一方で、バインダー形式のプロフィールシートは基本的に「特定の一人」に向けて手渡されるものだ。
「SNSだと、どうしても『ウケ』を狙ったり、自分を良く見せようと気負ってしまう。でも紙のプロフィール用紙は、目の前の友達だけに届くプライベートな手紙のようなもの。字の綺麗さやちょっとした書き間違いすら愛おしいと思えるんです」
そう語るのは、原宿の文房具店で限定シートを購入していた都内の大学生(20歳)だ。完璧さを求められるデジタル世界から一時的に離れ、等身大の自分をさらけ出せる居場所として、アナログな紙面が選ばれている。