上後腸骨棘(Psis)の痛みと触診法|骨盤の歪みや仙腸関節障害の真相
上後腸骨棘(Psis)の痛みと触診法|骨盤の歪みや仙腸関節障害の真相に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。
上後腸骨棘は、自身の骨盤の状態を把握するためのセルフチェックポイントとしても活用できます。脂肪組織や筋肉に覆われているため、やみくもに押しても見失いがちですが、解剖学的なルートを辿ることで誰でも正確に触知が可能です。
理学療法評価や臨床触診で用いられる標準的な手順は以下の通りです。
- ウエストのくびれに手を当てる:両手でウエストを挟み、親指を背中側、残り4本の指をお腹側に向けます。
- 腸骨稜の頂点を確認する:手を下方向に滑らせ、最初に当たる硬い骨のカーブ(腸骨稜)を捉えます。ここがヤコビー線の高さです。
- 骨の縁を斜め後ろ下へたどる:親指の腹を使い、腸骨稜のカーブに沿って背骨・お尻の方向へ斜め後ろ下に向かってなぞっていきます。
- 突き当たりにある骨の隆起を捉える:背骨から左右にそれぞれ指2〜3本分外側で、骨の縁が終わりを迎える硬い丸みを帯びた突起に行き当たります。これが上後腸骨棘(PSIS)です。
立位で触れる場合、体重を左右均等にかけた状態で両方のPSISに親指をあて、鏡を見るか他者に確認してもらうことで、「左右の高さにズレがないか」「片側だけ前後に突出していないか」といった骨盤のねじれ傾向を初期段階で把握できます。