集団リンチはなぜ起きるのか?心理の闇と罪の重さ・厳罰化の実態

集団リンチはなぜ起きるのか?心理の闇と罪の重さ・厳罰化の実態について詳しく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

集団リンチ事件は、中高生や若年層のグループによって引き起こされるケースも少なくありません。過去には「未成年だから少年法に守られる」という誤った認識が見受けられましたが、法制度と司法判断の双面で厳罰化が進んでいます。

2022年に施行された改正少年法により、18歳および19歳は「特定少年」と位置付けられました。特定少年が犯した重大事件(殺人や傷害致死など死刑・無期・短期1年以上の懲役に当たる罪)については、原則として家庭裁判所から検察官へ逆送(起訴手続き)され、成人と同じ公開の刑事裁判で裁かれます。起訴された段階で実名報道の禁止も解除されるため、社会的信用や将来のキャリアを完全に失うことになります。

また、17歳以下の少年であっても、集団でリンチを加え重篤な後遺症や死に至らしめた悪質な事件では、少年院送致にとどまらず刑事処分(検察官逆送)となる判例が定着しています。裁判所は「集団による執拗かつ一方的な暴行」を極めて悪質と判断する傾向が強く、未成年であることを理由にした安易な減刑は期待できません。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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