2014年W杯日本代表はなぜ惨敗したのか?ブラジル大会の真相と教訓
2014年W杯日本代表はなぜ惨敗したのか?ブラジル大会の真相と教訓について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。
ブラジル大会を語る上で避けて通れないのが、「自分たちのサッカー」というフレーズの独り歩きです。ザッケローニ監督が築き上げた攻撃的スタイルは、高い位置からの連動したプレスとショートパスの連続で相手を押し込む魅力的なフットボールでした。しかし、本番ではその理想が脆くも瓦解しました。
第1戦のコートジボワール戦、前半16分に本田圭佑が放った鮮烈な左足のミドルシュートは、世界を驚嘆させました。しかし、先制したことでチームに「守り切るのか、追加点を奪いに行くのか」という意思統一のズレが生じます。後半、相手が絶対的エースのディディエ・ドログバをピッチに送り込むと、日本の守備陣は後退を余儀なくされ、わずか数分間で連続失点を喫しました。
また、マンチェスター・ユナイテッドで出場機会に苦しんでいた香川真司のコンディション不良とプレッシャーも響きました。相手に対策されスペースを消された際、日本代表にはロングボールやカウンターで局面を打開する「プランB」が存在せず、最後まで理想のパスワークに固執し続ける結果となったのです。