肋骨を押すと痛いのは癌のサイン?危険な痛みの見分け方と受診先
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肋骨周辺を押したときの痛みで最も頻度が高いのは、軟骨部分に炎症が起きる肋軟骨炎や、軽微な外傷による肋骨骨折、あるいは筋肉の過緊張だ。これらは深呼吸や体幹を捻る動作で痛みが強まるものの、数日から数週間で徐々に寛解していく特徴を持つ。国立がん研究センターが提供するがん情報サービス等の知見でも、胸郭周囲の痛みの大多数は筋骨格系の良性病変とされている。
しかし、警戒すべき例外が存在する。それが骨肉腫をはじめとする原発性の悪性骨腫瘍や、肺がん・乳がん・前立腺がんなどが骨へ広がる骨転移だ。がんによる骨破壊が進行すると、外傷の覚えがないにもかかわらず微小な骨折(病的骨折)を起こし、押した部位に強烈な限局性圧痛が生じる。安静にしていても夜間にズキズキと痛む、あるいは痛みの強さが日増しに強くなっていく場合は、一般的な筋肉痛や炎症とは根本的に異なる兆候と捉えるべきだ。