その黒ずみはシミかホクロか?医師が教える見分け方と危険なサイン
その黒ずみはシミかホクロか?医師が教える見分け方と危険なサインとは一体何なのか? 背景や要点を整理してお届けします。
皮膚の変色において最も警戒しなければならないのが、皮膚がんの代表格である悪性黒色腫(メラノーマ)だ。日本皮膚科学会のガイドラインでも強調されている通り、メラノーマは初期段階において一般的なホクロや濃いシミと極めて酷似しており、肉眼だけで一般人が正確に判別することは困難を極める。
国際的な判別基準として知られる「ABCD基準」(非対称性、境界の不明瞭さ、色の不均一性、直径6ミリ以上)に加え、近年では「Evolving(変化・進行の早さ)」が極めて重視されている。数ヶ月単位で明らかに形や色合いが変わる病変は、メラノーマの典型的な進行パターンと重なる。早期発見であれば局所切除で完治を目指せるが、進行するとリンパ節や他臓器への転移速度が非常に速いため、少しでも疑わしい点があれば躊躇なく医療機関を頼る必要がある。